It has been raining.から分かる!現在完了進行形の使い方!
現在完了進行形と聞いて
なんだか難しそうに感じてはいませんか?
実際のところ、ほとんどの人が
使い方をしっかり理解できていません。
現在完了進行形は期間を表す語が
あるかないかで意味が変わってしまうのです。
このことを知っていないと
相手に言いたいことを
上手く伝えられない場面が出てきます。
言いたいことをサラッと伝えられるように、
ここで現在完了進行形のポイントを
押さえておきましょう。
完了形は仮定法と並び、
英語学習が特に苦手としている単元です。
外国語系の大学に通う学生の多くも
完了形を使いこなせていないのが現状です。
現在完了進行形
という言葉に引っ張られ過ぎているんです。
じつは現在完了進行形は
最近終わったことや、
たった今終わったことにも使われます。
ここでIt has been raining. が
理解を助けてくれるわけです。
和訳すると「雨がずっと降っている。」
となりそうですよね。
よく聞く継続用法というやつです。
しかしこの例文は「雨が降っていた」
とも訳されるのです。
前日の夜に雨が降っていたとしましょう。
朝起きて、晴れてるのに地面は濡れている。
そんな時にIt has been raining. と言います。
今現在、雨は降っていないのに
現在完了進行形を使うわけです。
知らなければ
この文の本当の意味を理解できませんよね?
ではなぜ現在完了進行形と言うのでしょうか?それは、実際に現在完了進行形の文字通りの
場面があるからなのです。
先ほどの例文、It has been raining. に
for a long time を付け加えてみましょう。
It has been raining for a long time.
この場合は「長い間雨が降り続いている」と
和訳していいわけです。
現在も雨が降っていて、
尚且つ、雨が長い間継続しているのです。
この違いを知っている英語学習者は
とても少ないです。知っていたらネイティブの人が驚きますね。
現在完了進行形を学ぶ手順
ステップ① 現在完了形の形をマスターする。
ステップ② 現在完了進行形の形を覚える。
ステップ③ 現在完了進行形のbeenについて
考える
ステップ④ 二つの異なる和訳を理解する。
この記事を読んでいる方の多くは
ステップ① 、ステップ② を
既に理解していると思います。
そんな方は是非ステップ③ の
beenについて考えてみてください。
なぜbeenになっているのか、
なぜbeenが使われているか、
理解できるようになれば
現在完了進行形の理解に近づきます。
完了形をマスターしていない方は、
まずは現在完了から学んで行きましょう。